ビブリオバトルって何?

先輩リケジョart&scienceさんから、ビブリオバトルをご紹介いただきました。

また、理系女子カフェでもできないものかと、6月上旬に、リケジョ担当の講談社のTさん、事務局のHが開発者の立命館大学情報理工学部の谷口忠大准教授にお話を伺いに行ってきました!

 

ビブリオバトルの様子 (ビブリオバトル:書評により媒介される社会的相互作業場の設計より)
ビブリオバトルの様子 (ビブリオバトル:書評により媒介される社会的相互作業場の設計より)

ビブリオバトルは、谷口先生が、2007年に考案した、ゲーム感覚を取り入れた新しいスタイルの書評合戦です。ビブリオバトルの「ビブリオ」とは、フランス語で書物を意味します。

やり方は簡単で、ビブリオバトルの公式ルールサイトによると、

1.お気に入りの本を持って集まる!

2.順番に一人5分で紹介する!

 (+2~3分のディスカッション)

3.「どの本を一番読みたくなったか?」で投票を行いチャンプ本を決める!

です。

この際、カウントダウンタイマーのみを回し、レジュメは準備せず、パワーポイントなどの資料は使いません!

アドリブでのライブな語りを楽しむというものなのです。

すてきな言葉と出会う祭典―「言葉の力」を東京からー(2010.11.03)で行なわれたバトルの様子 http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/ より 
すてきな言葉と出会う祭典―「言葉の力」を東京からー(2010.11.03)で行なわれたバトルの様子 http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/ より 

 

また、このビブリオバトルは、実は単なる書評をするというものではなくて、書評を通して書籍情報をその場にいる人で共有するということと、その発表やディスかションなどを通じて、参加者の個性を知る!ということもできるというすぐれたツールなのです。

 

そこが、インターネットによる書評と異なるところで、実際の場に集まり、その場の雰囲気を楽しみ、感じながら、それぞれの人となりを知り、つながりを作っていくというものなのです。今ある組織などでも、これを取り入れることでコミュニティの理解やコミュニケーションが円滑になったりという効果もあるみたいです。

 

谷口先生がおっしゃるには、

「人を通して本をみる、本を通して人をみる」

ということだそうです。

また、わざわざチャンプ本を決めなくてもいいじゃん!と思いがちですが、チャンプ本を決めることで、みんなに選ばれるような本にしようといった気持ちが働き、自分の思いや知識をひけらかすという場ではなくて、参加するみんなのために、、という気持ちが働くそうです。

また、自分が思っていなかった本が、チャンプ本に選ばれたり、へぇ~あの人そんな本が気に入ったんだという発見があって、そこでも、参加した人の個性をを知ることができるそうです。

さらに、選ばれようとして、自ずとプレゼンテーションも上手になるそうですよ。

 

なんかすごく楽しそうじゃないですか!

 

詳しくは公式ホームページをご欄ください。

谷口先生は、是非、全国のいろんな場所でビブリオバトルが開催されることを期待されています。

 

ビブリオ・バトル :http://www.bibliobattle.jp/home

公式ルール :http://www.bibliobattle.jp/koushiki-ruru

 

理系女子カフェでも、これをやってみたいなと思っています。また、先輩リケジョ関西支部のカフェでも取り入れるようです。

是非、企画ができましたら、リケジョの皆さんもお気に入りの「リケジョ本」を持って、是非、参戦してください。

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コメント: 1
  • #1

    Jeffery (月曜日, 23 7月 2012 16:25)

    I was looking for something similar, I am very grateful you have shared this subject

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